その翌日、瀬戸くんと会える放課後が待ち遠しくて、わたしは一日中意味もなくソワソワしてしまう。
そしてようやく訪れたお昼休み、クラスのみんなで机をくっつけながら昼食を摂ろうとするものの
わたしは買ってきたサンドイッチもうまくノドを通らず、何度もひとり時計を確認していたら
友人のマキちゃんがこんな事を言い出した。
「ねぇみんなは何歳で初チューした?」
「!」
マキちゃんの言葉にわたしは思わず持っていたサンドイッチを落としそうになった。
慌てて顔をあげた時には周りのみんなは途端に瞳を輝かせた顔をして、一斉に挙手をしてみせる。
「はいはーい。あたし中3ー」
「うちは高1」
「あたしも」
「みんな遅れてるねぇ」
「そういうマキはいつなのよ?」
「ふふーん。あたしはねぇ…幼稚園生の時に既に済ませてるわよーん」
「マジー?!」
マキちゃんの告白に、みんなから一斉に驚きの歓声と笑いの拍手がわきあがった。
一方、その輪から一人出遅れてしまったわたしは、サンドイッチをつかんだままポカンと口をあける。
…す、すごい。
他のみんなも十分早いと思うのに、マキちゃんは初チューを幼稚園生の時にしてしまったなんて…。
わたしが幼稚園児のときなんて男の子と話すことすら出来なかった気がするのに…
やっぱりわたしって遅れてる、のかな…?
そしてようやく訪れたお昼休み、クラスのみんなで机をくっつけながら昼食を摂ろうとするものの
わたしは買ってきたサンドイッチもうまくノドを通らず、何度もひとり時計を確認していたら
友人のマキちゃんがこんな事を言い出した。
「ねぇみんなは何歳で初チューした?」
「!」
マキちゃんの言葉にわたしは思わず持っていたサンドイッチを落としそうになった。
慌てて顔をあげた時には周りのみんなは途端に瞳を輝かせた顔をして、一斉に挙手をしてみせる。
「はいはーい。あたし中3ー」
「うちは高1」
「あたしも」
「みんな遅れてるねぇ」
「そういうマキはいつなのよ?」
「ふふーん。あたしはねぇ…幼稚園生の時に既に済ませてるわよーん」
「マジー?!」
マキちゃんの告白に、みんなから一斉に驚きの歓声と笑いの拍手がわきあがった。
一方、その輪から一人出遅れてしまったわたしは、サンドイッチをつかんだままポカンと口をあける。
…す、すごい。
他のみんなも十分早いと思うのに、マキちゃんは初チューを幼稚園生の時にしてしまったなんて…。
わたしが幼稚園児のときなんて男の子と話すことすら出来なかった気がするのに…
やっぱりわたしって遅れてる、のかな…?