「咲希?!どしたの、その髪!」 「会ってからの最初の言葉それかい」と、笑う咲希。 中学のときより大人っぽくなっている。 当たり前だけど…… 「で、何でそんなデカいバックひいてんの?」 笑い涙を拭きながら、あたしのキャリアケースを指した。 「あ、これ?大学がこっちだから」 「へ?」 咲希の間の抜けた声をスルーし、続ける。 「こっちのを大学受験して、寮生活になるから、この荷物」 「ほぇー、そうなんだ~」 大荷物の訳を説明すると、咲希は感心した声を出した。 受験勉強、頑張ったもんね!