十弥がゆっくりと離れる。 思考回路停止、パニック状態。 もう、心臓バックンバックン。 破裂しそうなくらい、十弥に聞こえそうなくらい鳴っている。 「と、十弥?」 やっと、あたしが名前を呼ぶと、十弥はバッと後ろを向いた。 「ヤバい、大人になる前にしちゃった!」 「や、別に、いいよ?!全然、気にしてないよ?!あの、えと、その……」 十弥は、グシャグシャと髪をかき、座り込む。 あたしは、手で顔をふさぎ、冷たい手で、何とか顔の火照りを直そうとした。 もう、二人で何やってんだってかんじ。