夜中、病室のドアが開いた。

「由香...。」


この声...


「宗?」



「ああ、さっきはごめんな。」


「どういうこと?」


「龍が見てたんだ。」


ってことは宗



「俺は...由香のこと嫌いじゃない。」


宗...
うっくう...あ~もうそんなこと言われたら泣いちゃうよ



「ごめんな」


「宗...知美のことは?」


「おい宗!」

「おやじ...」

「勉強しなさい」


「わかった」


「じゃあな、由香」