Sweet Lover

チャイムが鳴ったので授業に戻ることにした。

「授業が終わった頃に迎えに来るよ」

「ありがとう」

触れるだけのキスをして、教室に戻る。

梨音は、少しだけ照れた顔で私のところに来て

「今年の夏休み、家族旅行の行き先をロスにしてもらったら、マーサに逢えるかな?」

と、言ってきた。

「当たり前じゃない。
 日程が決まったら教えてね。私も、向こうの様子、知らせるね」

「うん、楽しみにしてるっ」

「だから、彼氏の話、してよね。
 月曜日の放課後、時間空けて」

「――あれ?
 まだ、その話忘れてなかったか」

「忘れるわけないでしょーっ」

とりあえず、写メ見せなさいよ、と、照れる梨音にじゃれついた。
これで、私たちはすっかり元通り。

友達と仲直りするのなんて、とても簡単で、すごく楽しいことなのだ。