Sweet Lover

「7月の海の日に、婚約パーティーをすることになったって言うから、じいさんに招待状を渡しに来て、ついでに頼太にも報告に来た」

「――そう。
 決まったんだ」

「明日、土曜日だから衣装合わせに来て欲しいって言うんだけど――。
 どうかな?」

「私は大丈夫」

面倒そうに言う響哉さんに、私はにこりと笑って見せた。

「ゴメンね、あの人すっかり張り切っちゃって」

「平気。
 大丈夫よ、響哉さん。
 ――一緒に来てくれる?」

「もちろん」

こうして、少しずつでも私が、不器用な親子の架け橋になれればいいな、なんて。

実は密かに願っていた。