「おい、二宮」 羽柴くんが二宮さんに声をかけ、彼女はハッとしたようにいつもの表情に戻った。 「あ、ごめんごめん。 変なことに巻き込まれちゃったね。 さて、仕切り直して遊ぼう!」 「あ、うん」 とりあえず、二宮さんと羽柴くんが千葉さんを好んでいないことは重々理解できた。 人のいい二宮さんがここまで拒絶するくらいだから、よっぽど嫌な事をされたんだろう。 何故私の名を知っていたのかもわからない、謎の多い女性。 ……あまり会いたくないなぁ、と思った。