「うわ、誰あれ。すっごい美人!」 「あんな人が彼女なら自慢出来るのに」 ある日の帰り道。校門の前に一人の女性が立っていた。ただ携帯をいじりながら立っているだけなのに、見る者の目を奪ってしまう。 「……」 私はその人に見覚えがあった。 東京に行った日、二宮さんと羽柴くんが関わりたくないと言っていた相手、千葉ほのかさん。 まさか私に用というわけではないだろうけど、あまり会いたくはないな。 千葉さんは私の日常に影響を与えてくる。私の直感がそう警告していたから。