昼間の内に各自身体を休めておくように彼方先生に言われ、
オレはベッドに寝転がった。

この数日間、
無理矢理身体を『夜型』に変えておいたはずなのに…。

全然眠れない…。

1人で居ると…
嫌な事ばかり考えてしまう。

早く…夕方になれ…。

そうすれば、
皆起き出してリビングに集まって……

食事をしながら何か話したりも出来る…。

「………。」

何だかやけに喉が乾いて…。

オレはベッドから降りて、部屋のドアを開けた。

廊下に出た時、
足音が聞こえて階段から未来が現れた。

「あれー…?
日向…寝てたんじゃなかったの?」

未来の顔を見たら…
何だか凄く安心した…。