…カーテンの外から鳥の鳴き声が聞こえてきて、

いつの間にか外が明るくなっていた。

結局病院からは何の連絡もなく、
体力を消耗していくだけの状態にも限界が来ていて…

全員が、うつらうつらとし出す中……

オレもソファーに座ったまま…疲れに勝てず、
気付かない内に眠ってしまった…。

夢の中でオレはカイリの泣き声を聞く……。

どうして泣いてるんだ………。

お前は…オレ達を…。

『…辛いみたいだね。

こんな風には思わないかい…?

楽になりたい…。
こんな現実こそが夢なんだ…と。』

誰だ……?

『例えば…そう。

こんなのはどう…?』