虹色の騎士団

「良かったら、案内してあげる!!」

「女子の隣だから、
一緒に行こうよ!!!」

「真宵君って髪、綺麗だよねー!!」

「ホント、サラサラだよねー!!」

「ねえ!シャンプー、何使ってるの??」

…女の子ってのは、どーして集団になると

迫力もパワーも5倍位に膨れ上がるんだ…。

「ふふっ…ありがとう…。
それじゃ…皆で、一緒に話しながら歩こうか。」

そんな中、真宵は臆する様子もなく、綺麗に微笑むと女子の集団を連れて
歩いて行ってしまった……。


つ、強者だ………。

「凄いな………。」

オレの横では、凛が驚いたような感心したような声を出す。

…そー言えば、こいつは…。

もてる癖に、未来や、今の真宵みたいに器用じゃないよな…。