「雪翔ー助けてくれよぉ〜」
そんな時、半泣き状態の柊くんがおぼつかない足で砂浜を歩く
「なんだよ、暑苦しい」
「他3人が俺を溺れさせようと必死なんだよ〜」
◎あ、こんな危険な事、絶対真似しちゃダメだよ!◎
「さっき、柊くんあちらこちらとナンパしてたからじゃ・・・」
「じゃあ、自業自得だな」
〝そんなぁ雪翔の裏切者〜″と嘆く柊くん
「あ、雪翔、飲み物買って来てくれてありがとうっ」
「あぁ、」
海に入って濡れた身体で神田くんへ接する麗菜さん
「ねえ、さっきまで2人で何話してたの?」
「え?!」
相変わらずニッコリ笑顔を崩さない麗菜さん
「別に・・・」
麗菜さんの質問をあしらいながら立ち上がる神田くん
「なぁ、腹減ったー」
「そうね、そろそろ食べとかないと夕飯入らなくなるかも、」
「あたし、疲れちゃったから此処にいるわね?」
「麗菜先輩?!」
「ちょっとハシャギ過ぎちゃったみたいっ」

