「麗菜さんお待たせしました!あれ?あと2人は・・・?」
暫く砂浜を歩くと男子組達が立ててくれたであろうパラソルの影に座り込む麗菜さんと会えた
「雪翔は今飲み物買い出しに行ってるわ!かずくんは・・・」
そう苦笑いで指差す先にはあちらこちらとナンパに動き回る柊くんの姿が
「あーいつ、美人三人が此所にいながらも」
と、ちょっとピリピリする仁美
「ふふっ仁美ちゃんって面白いのねっ」
「麗菜さんっ!あいつにギャフンと言ってそのまま海へダイブしに行きましょうっ!」
「えっ」
訳のわからない勢いの仁美は麗菜さんの細い手首を掴んで柊くんの元へかけて行く
「流輝も来なさいっ!」
〝はいはい″っと渋々仁美の後を追う流輝
って・・・えっ?!
「あたしは?!」
かけて行く三人を背にポツンと一人佇む私
とりあえず、何と無くパラソルの影したで座り込む

