「夏は青春!恋の季節だからねっ♪
いつも堅物な神田だって、水着姿の結愛に心踊るかもよ?」
「まだ、旅行きて一言も話せてないのに?」
「そう焦るでない!大体、恋敵がいるからこそ、小物は上手く使わないとね☆」
「うーん、難しいっ」
「兎に角、水着って言うのは凄いんだから!」
〝そろそろ行くよっ″と、仁美に引かれて小屋を出る
「あ、お前らおせーよ」
「あー流輝待っててくれたのー?ごめんねー?お詫びにっ♡」
スッと仁美が私の目の前から横移動し、流輝と私が対面する形に
〝お詫び″って何の話??
「流輝、暑い中待っててくれてありがとうっ!」
「・・・ッ」
「はいはい、流輝さーん。結愛へ一言感想をどーぞっ!」
「か・・・カワイイッ」
「へ・・・?///」
「ひゅー♡良く出来ました流輝くん♪」
「ぬぁああ!!もうこれ反則だろ!!ずりーよ仁美!!」
「ズルイのは結愛の可愛さでしょ〜っ神田達は?追いかけよーよ!結愛行こ!!」
「う、うんっ」
び、びっくりしたぁ〜///
あたし、ホッペとか赤くなってないかなっ?
大丈夫かなっ??
あの流輝が、あたッあたしに〝カワイイ″だなんて・・・
もしかして、これが、仁美の言う水着の凄い効果なのかな・・・?
でも、流輝は今日一日なんだか可笑しいよっ///

