「なあ、」




「は、はいっ!」




「明日ホントに来んのか?」



〝明日″・・・神田くんのお家でお勉強かいっ




やっぱりっ
「あたし、行かない方がいいのかな・・・?」




「いや、別にいいんだけど・・・」




言葉が詰まる神田くん




「〝先輩″に怒られちゃうのっ?」




その単語を出した途端目を見開いて驚く神田くん




「お前、誰だか分かって言ってんの?」




「え、わかんないけど、勝手にお兄さんだと思ってたっ!」



そんな時、タイミング良いのか悪いのか

あっという間の10分ほどで私の家の前に着いた



残念ながらも神田くんの傘下からスッと抜け出して屋根したへ移る





「神田くん、送ってくれてありがとうっ♪」




ルンルンの私とは真逆に、黙り込む神田くんっ




傘で神田くんの顔が見えないっ




何、考えてるんだろう・・・




「神田くん・・・?」