「結愛ちゃんおはよう!」
「おはよぉ〜夏音ちゃん」
自分の席にドカッと鞄を置きそのままダラァーっと机に寝そべる
「なんだか、眠そうだね・・・?」
そんな私に心配の眼差しをかけてくれる夏音ちゃん・・・
あぁ・・・癒しだぁっ
「もう直ぐテストじゃん?だから勉強を昨日遅くまでやっててさぁ・・・」
「そっかぁ!来週から夏休み前のテストが始まるんだね」
「あれ?夏音ちゃん勉強してないの?」
「うんっすっかり忘れてた!今日からやらなくちゃっ」
そう言って少し力む夏音ちゃん
あぁ・・・ちょーかわいいっ
「あ!仁美ちゃんおはよう」
「おはよー」
「ねぇ仁美はテスト勉強してる?」
「結愛、私を誰だと思ってるの?」
「ん?仁美」
「ちっがぁーう!あ、違わないけど・・・」
「仁美ちゃんクラス一・二を争うほど頭いいもんね♪」
「そうそれ!その言葉を待ってたのよ夏音!」
「〝クラス一・二を争う″じゃなくて仁美はクラス二番だよね!一番は神田くんだもーん♡」