※クールな彼の笑顔にご注意下さい





それに・・・





柊くんは・・・どーしてここまで私なんかの相手をしてくれるのかな





私なんて、柊くんみたいに目立つような人達と会話したことも少ないし





思ってることもあんまり強く言えない


自分を出せない内気な私なのに・・・





それなのに、貴方はいつも私を助けてくれる





困ってる時にいつも現れてくれる






まるで〝ヒーロー″みたいに・・・







「じゃ、行こうぜ!」





歩き始めようとする柊くんとの繋ぐ手に思わずぎゅっと力を入れる





「・・・西園寺?」





少しだけ・・・





ほんの少しだけなら・・・私も・・・私を出して、イイかな・・・?






「柊くんッ・・・」






少しだけなら・・・釣り合いっこない貴方に手を伸ばしてもっ・・・







「なんで、そこまでしてくれるのッ・・・?」





「え?」





私の精一杯の一言





これだけでもせめて聞きたい。






「〝なんで″って・・・?」





「ただのクラスメイトにどうしてここまで優しくしてくれるのかなっ・・・て・・・」