「うんっ・・・確かに・・・」
神田くんはかっこ良くって人気があるから、あの女の子が来るたびにみんな鋭い視線を向けてるけど
見て見ぬ振りつ
なりふり構わずって感じ
「あの子しょっちゅう神田くんと柊くんとドア付近で話してるよねー
やっぱ神田くんのこと好きなのかな?」
「そうなのかもねっ」
好きな人に向かって素直に真っ直ぐに思いを伝える彼女
周りがどうしようと
怖いもの無しで一人の人を想ってる
すっごく可愛くてカッコイイ女の子だなって思う
「私、あの子のこと尊敬するなぁ・・・」
「夏音も周り気にせず突っ込んじゃえばいーじゃない!柊くんに!!」
「無理だよっ。柊くんは遠い人だもんっ私なんか全然視界に入ってない」
「じゃあ分かった!もう一回!
もう一回柊くんが夏音を助けるようなことがあったら告白ね!?」
「え、そんなっ」
「大丈夫っ!不安になったらあの子の事を思い出して勝手に勇気をもらっちゃえ♪」
「でも、去年の事もこないだのことも偶然柊くんが通りかかっただけだしっ
流石にそんな偶然もう起きないと思う・・・」

