「〜〜ッッ」
「ごめん夏音!!大丈夫かッ?!」
しゃがんで頭を抑える私に慌てて駆け寄る流輝くん
「だ、大丈夫。ごめんなさいっ私がぼーっとしてたから」
「いや、俺のコントロールミスだわ!」
〝ホントごめん!″っと掌を合わせて頭を下げてくれる流輝くん
私が部活中にぼーっとしてたのがいけないのにっ・・・
こんなに親身に謝ってくれるなんて流輝くんは優しいねっ
「ゆきとぉぉーー」
そんな時神田くんを呼ぶ声が体育館に日響き渡った
だけれども日常的すぎて誰一人として驚くことなく
そんな中私一人がその声にドキッと胸を跳ねさせた
「何?」
呼ばれた同本人のクールな神田くんはシュート練習をこなしながら淡々と会話をする
「帰ろーぜぇー」
「練習中」
「バスケ部部長さんいつ終わりますかー?」
「・・・煩い」
「柊お前どんだけ神田好きなんだよ!!」
部長が笑いながらそう言うと柊くんは〝え、もう俺等そーゆー仲なんで!″と軽く答える

