「まさかとは思うけどホントに庄司先輩とデートしたなんてことは・・・」





「な、ないよっ?///

私はちゃんとお断りしたつもりなのっ」





「ふーん・・・そっか!ならそー言い返せばいいのに」







「怒ってる人にそんな事言ったら逆上させちゃうだけだもんっ」






大人しく・・・





ただ、終わるのを待ってればいいだけ・・・






そうすればいつか怒るのに飽きて終わりになるもん






「ふーん・・・」





納得のいかなそうな表情の柊くん






「でも、今日の先輩達凄く怖かったから助かっちゃったっ。ありがとう!」






「まあ、いいってことよ!」





〝じゃあっ!″と眩しいくらいの笑顔を向けて私の前から立ち去る柊くん






その光景がある記憶と重なってフッと蘇る






高校一年生の夏の出来事

あの時はーーー・・・






「フザケンナッ!!!」






「ーーキャッ」






ドンッと肩を押されて校舎の壁に打ち付けられる背中






・・・痛ッ