「神田くんなんで?!」
足が動かないのにバスケなんて出来るわけない!!
下手すればシュートした時に更に痛めてしまうかもしれないのにっ
神田くんはバスケのエースなのにっ
暫くプレイ出来なくなったらどーするの!!?
そんな危険を犯すなんて許されるわけないっ!!
そんな私の心配も束の間、微かに試合が再開された声が耳に入る
どうしようっ
このままじゃ、神田くんがっっ
私・・・こんなところに居ていいの?
私の大好きな人が無茶してるのにっ
止めに行かなくていいの?!あたし!
・・・良いわけ・・・ないっ!!
良いわけないよッ!!!
ごめんね、神田くんっ
貴方の邪魔になるかもしれない
ネックレスだってまだ見つけられてない
でも!
そんな事よりも神田くんの身体が一番大切!!
絶対にやめさせなきゃ!!
「結愛!」
「結愛ちゃんっ」
覚悟を決めたあたしの元に仁美と夏音ちゃんが顔を出してくれた
「え?!2人ともどーしたの!!?」

