「明るくて素直で可愛くて。
自分の隣で笑っていて欲しいと思わせるほどの素敵な存在なんですよ」
「そんなッ・・・//」
そんな時、タイミング良く試合終了の声がまたまた微かに聞こえた
「実は俺のクラス、決勝まで進んだんです。」
「え?!そうなの?!すごいっ!おめでとう!!」
「今終わった試合で神田先輩のクラスが勝っていれば俺のクラスと対決出来ます。」
「う・・・うんッ」
「約束します。
もし神田先輩のクラスと対決することになったら結愛先輩を好きな気持ちバスケにぶつけます。
ぶつけて、あの人に勝ちます。」
「・・・ッ//」
私の瞳を真っ直ぐに見て真っ直ぐに伝えてくる葵くんは
私の知ってる葵くんの中で一番かっこ良く思えてドキドキしたっ
「結愛先輩応援よろしく☆」
いつものテンションでそう言い残して体育館へと駆けていった葵くん
「・・・ッまだ、ドキドキしてる・・」
一人になって胸に手を当てて思わずそんな事を呟く
誰かに想われるって慣れないっ
流輝でも
葵くんでも
同じくらいドキドキして
同じくらい恥ずかしくなって
同じくらい嬉しいっ
私にはもったいないくらいの2人が
あんなに思ってくれるなんて
信じられないくらい
夢のような出来事

