「うん!流輝も居るもんね!!」
「なんだそれッ」
そう言ってフッと笑う流輝はいつも以上に輝いて私の瞳に写った
ありがとうっ流輝
体育館へと駆けて行く流輝を笑顔で見送り、ふうっと一息つく
流輝と・・・友達以上の関係になっちゃって
このまま元に戻れなかったらどうしようって本当に怖かったけど・・・
よかったぁっ。
これも、相手が〝流輝″だったからなんだろうな・・・
「結愛先輩・・・」
「えっ?!」
突然の声掛けに驚き見るとそこには浮かない表情の葵くんが立っていた
「え、いつからそこに・・・?!
てかもしかして、流輝との会話・・・」
「すみません。結愛先輩のこと探してたら宮本先輩がこっち来るの見えて、もしかしたらと思ってつけてきたんです・・・」
「そ、そっか。」
「〝ヘタレ″って言葉。撤回しなきゃですね」
「えっ?何の事??」
「いえ・・・此方の話です。」
軽く笑みを浮かべる葵くん

