※クールな彼の笑顔にご注意下さい







「・・・ッグスッ」






そうグルグル考えるだけで、泣き止めない涙







「もう・・・やだっ」






教室へと近付くにつれて誰かのボソボソとした話し声が聞こえた






こんな時間に?と思いながらも教室の戸を開けると







「・・・・・ッ・・・ー」





私の知らない女の子とキスをしている神田くん







驚きと信じられない光景に身体が金縛りにあったように動かなくなって






「結愛ッ?!!」






私に気付いた神田くんが驚いた顔で私に声をかける





「違う!!これはっ!!」






「何が違うの・・・」






違う・・・そんなこと思ってない・・・





本当は何か理由があるって思ってる・・・





聞きたい






信じたい






「結愛・・・」






でも・・・






・・・止まらない







「最悪・・・・・・最低バカ嫌い!!!!」






感情に任せてそう言い捨てて教室を走り去る





止まらない涙







「最悪なのは・・・あたしだッ」






なんで嫌なことって重なるの






今日じゃなければ






ネックレスを無くした今じゃなければ







もっと神田くんを信じれたような気がするのに・・・