「それは、後々・・・」




「あぁー・・・それもそうなんだよなー。」




俺は結愛ちゃん推しだけど



雪翔の想いも応援したいからなー




「麗菜先輩とは最近どーなのさ」





「どーもこーも別に変わらない」




やはり顔色一つ変えない雪翔





「変わらない状況ねぇー好ましくないな」




「分かってる」




「それに、そろそろ結愛ちゃんには言った方がいいんじゃないか?」




このままなのは残酷すぎるからなぁ



「・・・そうだな」




「まあ、元気だせって。ほら、食えっ」



そう言って結愛ちゃんのカップケーキを一つ差し出す




「〝食え″ってアイツのじゃねーかよ。まるで自分の物のようだな」




「まあ、貰ったの俺だし?」




全部食いたいのは山々だけど。




「お前にもあげろって言われてるしっ」




そう言って〝ほらっ″ともう一度差し出すと、少し引き気味ながらも手に取り口に運ぶ雪翔




「・・・ウマイ」



「おっ?」



険しかった雪翔の表情が和らいだ



あの雪翔に上手いと言わせる結愛ちゃん





雪翔の胃袋掴んだんじゃね?(笑)