「お前、修学旅行のグループ」
「ああ!それね!何?結愛ちゃんと組めることになったの?」
「あぁ」
と、照れ臭そうな神田くんと
満面の笑みでピースする私
「はは、お幸せそうで何より」
「それで?西園寺は?」
「ああ、今職員室行ってるー
でも、名前書いちゃっていいぞ!」
「おい、そんな勝手にいいのか?」
「多分このメンツになるって夏音には言ってあるからへーき!」
滅多にない神田くんの優しさを他所にヘラヘラとお気軽な流輝くん
「あの・・・西園寺さんって・・・?」
「あぁ、こいつの彼女」
へ・・・?
「か、かのじょおおぉぉおお?!!!」
なんて声が、校内に響き渡った
ーーーー・・・
「西園寺 夏音 【さいおんじ なつね】です。よろしくねっ!」
「「・・・おぉ」」
目の前に立つ可愛らしい女の子
何と言っても、声が可愛い・・・
「何この子、激かわ」
「いやいや私なんて。
逢坂さんは美人だって男子達が言ってましたよ?羨ましいですっ」

