って・・・こんなの、恭子先輩が許さないんじゃ・・・と思い
恐る恐る恭子先輩に目をやると
「抹茶とイチゴとバニラチョコ下さい!」
と、普通に注文していた
あれ・・・怒らないの・・・?
「はい!」
と、イチゴアイスを普通に手渡ししてくれる恭子先輩
うん・・・全然怒ってないっぽいっ
よかったぁ〜
恭子先輩はお店の人からアイスを受け取ってベンチに座る
それにしても・・・
「美味しいぃ〜♡♡」
やっぱり、夏はアイスクリームに限るっ!
「結愛、ホレっ」
流輝が差し出すアイスも約束通り一口もらう
「やっぱ、こっちも美味しいぃ♡♡」
ふふふ〜幸せぇ〜
そんな幸せに浸る私の口元を親指で触れる流輝
「な、何っ?!」
「お前はガキか、アイスついてた。ま、イチゴ味も食べれてラッキーってことか」
親指ですくったイチゴアイスをそのまま、流輝がペロリと食べる
「あ、うん。ありがとう・・・」
「さて、続き歩こっか」
「あ、はい!私の家もうすぐなので!」
それぞれがアイスを片手に私の家へ歩く

