軽く微笑む神田くん
あ、あれ?
問題なすーん・・・?
「ふーん、勝手にすれば?」
と、思いきや!!
ほ、微笑みでその言葉?!
こ、怖いんですけどもっ!!
私が言い訳をする前にその言葉を残してピシャンッと先に教室を出て行ってしまった神田くん
「・・・・・・。」
・・・うぇぇぇぇ〜
絶対怒らせてしまったよー・・・
あーもうっ!あたしのバカぁー!!
ーーーー・・・
ーー・・・
ー・・
〝また明日〜!″
〝ばいばーい″
なんて言葉が彼方此方で飛び交う昇降口で流輝と一緒に恭子先輩を待つ
あれからあっという間の放課後
今日家に帰ったら神田くんに謝りの電話しようっなんて心に決めて流輝の隣に立つ
「りゅーき!お待たせ♡ってあれ?」
女の子走りで駆け寄る恭子先輩
うん、可愛らしいっ
こんな可愛い人。流輝ってば、もったいないっ
で、でもまあ、性格は・・・あははは
なんでこの子が居るのよと邪険な視線で私を見る恭子先輩
ま、まあ、そりゃそーかなー
折角好きな人と2人で帰れると楽しみにしてたんだよねー・・・先輩は

