やっぱり、神田くんと同じ時を過ごしたあとは心が軽いやっ
後夜祭の後も
今も
飛び跳ねたいくらい心と身体が軽いっ・・・♡
幸せって、怖いっ♡
・・・
・・・ハッ!!
なんてピンクになってる場合じゃないっ!!
今日、流輝と帰ること思い出したっ!!
出来れば言わないで過ぎ去りたいけど
同じ昇降口を通るからバッタリ会っちゃうかもしれないし
そうじゃなくても
後日、恭子先輩の口から言われちゃうかもしれないし
ここは黙っておくより
正直に伝えた方がいいよねっ・・・?
だ、大丈夫だよね!
神田くんあたしに優しくなりつつあるし!
〝好き″って言ってくれたしっ♡
よしっ!!
「神田くんっ・・・」
お弁当の卵焼きをつまみながら恐る恐る言う
「今日、流輝と帰らなきゃならないんだけど・・・」
途端、ピクッと眉間にシワが寄った気がした
や、やばいっ
「な、なんか、流輝が恭子先輩と帰らなきゃならないらしいとかで、でもだからあたしも付き添うかぁ!・・・みたいな」
チラッと神田くんを見ると・・・

