「俺、麗菜の事好きなのかお前が好きなのか正直まだよくわかってなかった」
「えっ・・・」
「でも、やっぱ、今日確信したわ」
「神田くんっ・・・」
「よく考えたら、いつからかお前しか見てなかったっぽい」
「それ、〝いつから″なのかすっごく気になりますっ」
「あ、そんなこと気にしてるより、昼飯食った方がいいんじゃないか」
「へ?!」
ふと、腕時計を見ると昼休み残すとこ10分
「10分でお弁当なんか食べられないよぉ!」
あ、そうだ!!
「神田くん!次の授業サボろっ♡」
「俺、頭いい人が好き」
「・・・ッ?!」
実は持ってきていた焼きそばパンを頬張りながら言う神田くん
さっきの、ラブラブ幸せな時間の時の態度と落差がありすぎるんですけど!!
で、でも、麗菜さんも確かに頭良くって・・・生徒会副会長さんで・・・
で、出来る女って感じだった!!
やばい!あたし、こんなバカなのにっ!!
「はいっ!星野結愛17歳!!お勉強頑張りますっ☆」
「良いから弁当食え」
「はーいっ☆」

