「見ちゃまずかった訳?」
「へ?!いや、そう言うことじゃなくって・・・てか、仁美にもだったし!」
「それでも、男に抱きつくのはどーかと思いますけどー?」
「ゔぅ・・・」
「廊下歩いてたらお前等抱き合ってんし」
「ち、違うよっ!あれはあたしが階段から落ちそうになったの助けてくれて」
「ふーん」
おおっと・・・
私が悪いのに反論し過ぎたかも・・・
神田くん機嫌悪くなっちゃったよぉ〜
「で、宮本に伝言伝えに行ったらお前等楽しそうに話してんし」
「そ、それは友達だもん・・・」
「はぁ・・・ほんとバカ」
うぅ・・・
このままあたしがバカだと神田くんに飽きられてしまうのでは・・・っ
「そんな馬鹿でもヤキモチ焼いた、宮本に」
「へ・・・?」
「俺も、同じクラスずりぃって・・・思った」
「ーッ?!////」
神田くんはあたしの心を掴む天才だ
不貞腐れ気味に
でも照れ臭そうに
頬を赤らめて言う神田くんに
一瞬でまた心奪われた

