あたしの目の前でお腹抱えて笑う神田くん
「え・・・?え?ええ??」
「俺、泣きながら飯誘われたの初めてなんだけどッ」
えぇぇぇえ!!!
お、怒ってるかと思ったけどまさか笑い話しに?!
「で?何で泣いてたの?ビックリしたんだけど」
「あ、いや、だって・・・」
「別に笑ったり馬鹿にしたりしないから」
そう微笑む神田くんに心がきゅーんとピンク色に引き締められる
「神田くんが・・・女の子となんか親しげにしてたしっ
なんかなんか、神田くんと同じクラスの女の子が羨ましくなって・・・ーってぇ!!」
今度は笑いを堪える神田くん
「〝笑わない″とか言いながら笑ってるしっ!!!」
「いや、だってッ驚きの理由だったからッ」
「むぅ・・・」
でも、そう笑う神田くんの笑顔はまた新鮮で
好きになるキッカケの笑顔とも
今まで私に向けられてきた笑顔とも違う神田くんの笑み
この笑顔、もしかしたら知ってるの〝私だけじゃないか″なんて甘い考えに、またドキドキする自分
「なんでお前そんな可愛いの」
「へぇ?!!い、いいいいきなり何をッ」

