「あんたは、どんだけ自分を遭われな存在にすれば気が済むのよ
もう少し、人のせいにしたって・・・」
「無理だなー・・・俺そーゆーの。なんか、そんな考えに辿り着けない」
「あー、分かった。流輝みたいなの御人好しって言うのよねー」
「おーサンキューッ！〝御人好し″って褒め言葉だろっ♪」
「あーバカが此処にも」
「おい、お前っ！！」
「煩いヘタレ」
〝う゛・・・″っと言葉に詰まる流輝
あら、ヘタレの自覚あったんだ
「そりゃ、ヘタレにもなるつーの。あいつの好きなやつがあんな、どーしょうもないくらい格好良いヤツなんだし」
そーいって、哀しげな表情をする流輝
あー・・・結愛に見せてやりたいわ、ホント
「あたしは、アンタの方が格好良いと思ってるけど？」
〝はぁっ？！″っと頬を赤らめる流輝にこっちまで恥ずかしくなるっ
「どっちかって言ったらって話だから！勘違いしないでよね？！あたし、彼氏いるんだからっ！」
全くっ、心配してやってるのにっ
結愛に・・・
こいつの気持ち、気付いて欲しいと思うのはお節介なのかな
