流輝・・・まだ、その人のこときっと好きなんだろうなぁ
誰だろっ・・・やっぱ、気になるっ
「教えねーよ?」
「へ?!へぁ、な、何でわかったの?!」
「お前、分かりやすいから」
「むぅ・・・嬉しくないっ」
そんなサボっていたあたしたちがいるにもかかわらず、
他のクラスより速いんじゃないかってくらい片付けが終盤に差し掛かってる私たちのクラスの入口から
「宮本」
と、私の大好きな人が声を張った
「ん?神田??」
なんで俺?と不思議そうな表情で神田くんの元へ向かう流輝
ほんと、なんで流輝なの?!!
とか、思いながらも内心ちょっぴり流輝とお話し終わったら私も構ってもらえるんじゃないかって変な期待を抱く
話終わった神田くんとパチッと目があったけど無表情のまま私の視界から消え去った
えー・・・
ねえ、私たちってホントに・・・
「結愛と神田ってホントに付き合ってんの?」
ぐはっ・・・
「仁美・・・そんな、言いづらいことをサラッと・・・」
「あ、ごめんね?全然気にしてなかった」

