「な、ななな何を言い出すんですか、この人は!!!」




「何って別に?付き合った記念に?」



「つぅ?!お付き合い記念ってそんなだって、あたしっひやぁぁあ////」




か、かかか神田くんと両想いってことですかぁあぁあああ?!




ってゆーか!!



「神田くんキャラぶれてるよっ!!」




「そうでもないぞ」




「そうでもあるって!!」



そんなテンパりまくりの私に余裕な笑顔の神田くん



むむっ



なんですか!この差は!!



神田くん余裕すぎっ!!




てか・・・本当に・・・?




「本当に・・・神田くんとカレカノになれたの・・・?夢見たい・・・」




「あぁ、いっそ夢にしとく?」



「ぎゃあぁぁあ!待って!待って待って!!現実でお願いします!されたします!!」



「ははっ、お前本当相変わらずだわ」




何が面白かったのか、お腹抑えて笑う神田くん



でも、そんな彼の笑顔に


私の緊張や、不安や、これまでの黒い想いが



どーでもよくなって




心が温かくなって



「・・・幸せって、こーゆー気持ちのこと言うのかなっ」



本当に心から、そんな言葉が出た




「じゃ、やっぱしとくか。キス」




「い゛?!!」




だからっっ




「キャラぶれてるってばあぁあ!!!!」




余裕な笑顔の裏に何処か意地悪な幼さが残る神田雪翔くん


彼が今日から私の彼氏になりましたっ