「ストーカー?!!!」




そんな仁美の大きな声にコクリと小さく頷く私




「ストーカーって神田のことじゃなくって?」




最近の神田くんはなんだか様子が可笑しくって、暇さえあれば私のクラスを尋ねにくる



今までの神田くんでは考えらない程で、なんてゆーかもうこれは一種の執着心なのでは!とも思う今日この頃




そんな神田くんからかくれんぼのように逃げまくる私もまた、執着心からだったりするのかもっ・・・




そんなギコちない私達を他所に毎日は過ぎて行き、


文化祭を控えたこの学校では、授業が殆どなくなって基本クラスごとに文化祭の準備時間となった。




今も仁美と衣装作りをしている最中☆




「でもまあ、そんなストーカーってほどじゃないんだけどね?」




「ホントにー?結愛結構無理するとこあるから」




「ホントホント!ただ、昨日は腕掴まれて・・・」




「え?!そのストーカーに?!」





ストーカーじゃないとおもうんだけどねっ(笑)




「びっくりしてもの凄い勢いで振りほどいて逃げちゃったんだけど、なんか、流石に怖いなって思ったから仁美に相談っと思って・・・」




「結愛・・・うーん。ちょっと、笑い事じゃないわね・・・どーしよか、」