この町を出て以来、一度も足を運ばなかった場所。 健太の思い出がたくさん詰まった幸せの場所であり。 健太がいなくなった、悲しみの場所でもある。 でも、最後にここに来た。 もう、いいよね。 健太。 私を、迎えに来てくれるよね。 もう、ここにいる意味ないよ。 私は、消えたほうがいい人間なんだよ。 ここに来れば、健太が迎えに来てくれるような気がして。