「煩い!なによ!謝るくらいなら悠ちゃんを帰してよ!私のところに悠ちゃんを連れてきてよ!」

「・・・ごめ・・・なさい・・・」





彼女は、私の制服を掴み乱暴に揺らしながら泣き叫ぶ。
私は、謝ることしかできなかった。





「あんたなんか、消えちゃえ!」






「菜緒!」






その瞬間、私を追ってきたのか、草太が現れた。
菜緒は泣き出し草太が抱きしめ慰める。






私は、その場から逃げ出した。






病院の中に戻った私。
ロビーのベンチで座って落ち着かせる。





私は、本当に人を不幸にしかできないんだ。