「...うっ...ふ...」
電車の中なのにも関わらず、私は嗚咽を漏らしてしまう。
幸い、人はあまりいなかった。
今日、返事をするつもりでいたのに。
『これからよろしくね』って言おうと思っていたのに。
このままじゃ、私には返事が出来ない。
フられるかもしれないのに『好きです』なんて言える勇気がない。
「どうして...っ、今日っ、なのっ...!? 」
私は呟く。
どうせなら、璃恋ちゃんと会うのが明日とか明後日がよかった。
そうしたら、こんな不安を抱かないで、私も好きって言えたのに。
「....う、あぁ....」
私はこの日、"恋"が
楽しいことばかりではなく、
辛いこともたくさんある気持ちだと知った。

