「こ、ここで俺がめんどくさい、俺には関係無いと言って断ったらどうする」
「殴って地に埋めてやる」
本気で言っているように、低く殺意のこもった音色だった。
どうやら選択肢は1つしかないようだ。
「俺は橘さんを守る、絶対に」
自分に言い聞かせるように、強く強く、誓った。
「ッシシ…ありがとう、優里。君には感謝するよ。」
どうやら彼の癖は、「ッシシ…」とかすれて笑うのと、頬を指でかくことらしい。
不気味なやつ…。
そんな怪しげな不気味なやつから頼まれた事、橘ひなを守ること。
俺にそんな事ができるのだろうか…。


