花言葉から始まる恋


  そして、待ちに待ったお勉強スタートの日。

 美「さて、図書館行きますか!」
 姫『うん!』
 美「人いっぱいいるかな~?」
 姫『あははー、それは困るかも…。』
 
  うーん、人いっぱいかな?と思いながら図書館のドアを開けたら…

 美「…誰もいない。」
 姫『うん、良かったのかな?』
 美「さぁ、よくわからないけど…」
 姫『勉強勉強!とりあえず、座ろ?』
 美「はーい。」
  「誰かいるのか?」
美・姫「『ビクッ!』」
 美「だ、誰!?」
 晴「あれ、美麗ちゃん?」
 美「は、晴斗くん!?どうしてここに?」
 晴「俺ら、勉強しに来たんだよ。な、葵!」
 美「葵?」
 葵「あぁ。」
 姫『っ…』
 美「ん?姫花、どうしたの?」
 姫『な、何でもない…。』
 美「いや、絶対何がある!」
 姫『うぅ…。あ、あの人なの…こわい人。』
美・晴「こわい人?」
 姫『うん…。』
 晴「おい葵~、何したんだ?」
 葵「知らねー。なんかこわがらせることしたか?」
 姫『えっと…。クラスを見てきてくれたときにね?』
 美「うんうん。」
 姫『あ?なんか言ったか?って!』
3人 「え?」
 姫「私、そういう言葉づかい苦手だから、その…。」
 美「それは結城くんが悪い!」
 葵「は?俺かよ。」
 晴「いやどう考えてもお前だよ!」
 葵「…悪かった。」
 姫『え?』
 晴「あ、葵が謝ってる…。」
 葵「あ?」
 姫『ビクッ!』
 美「それね。」
 葵「あ、悪い。」
 美「っていうか姫花、クラス見てきて貰ったの?(ニヤニヤ」
 姫『っ!?美麗が遅いからでしょ!』
 晴「まーまー、勉強しに来たんだよな?なら勉強しないと!」
 美「そうだね!」
 晴「美麗ちゃん、一緒に勉強しよー!」
 美「うん!」

  え、ちょっと!?