初恋story 

そんな私達がこんなに本気の恋をする事は大人にとっておかしいことですか?
まだまだ未熟な私達がキスなんてたかが恋愛ゴッコだろと思いますか?
私は、おかしいと思わないよ。恋愛ゴッコだなんて人聞きの悪い。
恋愛に年なんて関係ないじゃない。
幼稚園生でも大人でも、どの恋も本気ならいいじゃない。
同じだよ。
人を愛するのに年なんて関係ない。
相手が運命の人ならば、いいじゃない。
もし、運命の人じゃないなら、その人は導いてくれる。
“君の運命の相手は違う人だよ”ってね。

「美虹さん」
そんなことをぼんやり考えていると亮羽くんが私の名前を呼んだ。
「ん?」
声のする方を向けばそこには満面の笑みを浮かべる私の大好きな人、亮羽くんがたっている。
「そろそろ帰りましょうか」
「うんっ」
残りの家までの道は約五分。
その五分間を私達は恋人つなぎしながら歩いた。