初恋story 

今日は金曜日だから野球部の亮羽くんはミーティングで終わるはず。
「はい、ミーティングなのですぐに終わりますよ」
「じゃっ、一緒に帰ろう?」
「いいですよ、待ち合わせは…?」
あっ、全然考えてなかった。
「えっと、私校門で待ってるよ」
しっかり気持ちを整理しておこう。
「わかりました」
亮羽くんと約束を交わし、他愛のない話をしながら通学路を歩いた。


今日の学校はいつもより早く感じた。時間がすぎる度にわたし自身がだんだん焦りを感じてきているのかもしれない。
「奏、今日一緒に帰れない。ごめんね」
私がそういうと奏はニコニコしながら言った。
「うん、いいよ」
顔を近づけ耳元で
「亮羽くんに告白するんだよね。頑張って!」
と応援してくれた。
奏には前々から相談していたから、今日伝えることも知っている。