今日、俺は決心した。 彼女と別れるって。 辛そうな彼女は見たくないから。 これは、俺の我が儘だけど…………。 美海-ミカ-、ごめんなさい。 俺は、美海の家の前でインターホンを押すのを躊躇っていた。 先(未来)を想像すると、涙腺が緩んだ。 泣くな! ピーンポーン……。 俺は、インターホンを押した。 そこで、フラフラと苦しそうに出てきた美海。 「っ」 その姿を見ただけで心が痛んだ。