「陽桜行っちゃったけどいーのー?」 なんてニヤニヤしながら 聞いてくるこいつは確か… 「日向か、うるせーよ」 「あれ、名前覚えててくれたんだ あの子大変でしょ?」 「すげー大変だわ。ほんと分からず屋。」 「蒼もそーいや苦戦してたわー… 中学生の時から ずっと好きなんだよ陽桜のこと」 「……へぇ。見てて分かる」