「今日からここが貴方の働くオフィスですから」

「ありがとうございます」

…人事の人に連れてこられたのは企画部。


なかなか就職できなかった私が、一生懸命就活して、

ここに就職する事が出来た。

入社したのが9月と、とても中途半端な時で、

どんな事を言われたり、されたりするのか、

若干不安ではあるが、そんな事ばかり考えていられない。


・・・だって、憧れの企画部なんだもの。

バリバリのキャリアウーマン目指して、とにかくやるっきゃない。



そんな事を思いながら、私は企画部のドアをノックして開けた。


「今日からお世話になります、矢沢藍子と言います!

宜しくお願い致します!」


・・・・シーン。


その言葉が一番合っている部屋の中。

・・・・中には4人のそれはそれはとびきりのイケメンが揃っていた。

・‥って言うか、何で無視、なの?


…だんだん、不安が増していく。