ハートマークなんかも飛んでいて、私の隣にいる同級生に好意があるのは明らかに思われた。
そもそも、学校が休日なのに家まで届けにきた時点で、……そういう感情があったんだろう。
……私なんかが、今日阿久津と過ごしていることを知ったら、その彼女はどう思うかな。いい気はしないはず。
途端に申し訳なくなって、その文字から目が離せなくなった。
……いや、今日誘ってきたの阿久津からですけどね……!?
「まあ、ぼちぼち」
「可愛い子?」
「うん、辻野よりは」
「……」
一言余計だ。
「断ったの?」
「……まあ、それなりに」
それなりにってなんだ。
意味深に言葉を濁し、彼は微かに笑う。
「……何で断っちゃったの?」
「俺、好きな子いるもん」
――一瞬、息をするのを忘れた。

