……た、助かった!
どこのどなたか知らないけれど、ありがとう、ありがとう、本当に助かった……!
もしもなんなら余裕を持って、長時間セールスしてくれていたっていい。
宅配便なら、出来る限りもたつけ……!
ひとりガッツポーズをして思いながら、この短時間で一気にかいた冷や汗を拭った。
……さて。
結局この阿久津へのプレゼントはどうしたものか、と懲りずに部屋の中をうろつく。
何気なく彼のベッドに腰掛けて、部屋全体を見渡すがやはりいい案は浮かばなかった。
……しょうがない、ベッドの端の方に布団でも被せて隠しておくか。
いい案とは思えなかったけれど、枕とは反対側の、足元の方の壁際にひっそりと置き、不自然にならない角度を探して毛布をかぶせた。
納得のいく位置にセットされ、頭も冷え、ようやく落ち着きを取り戻したところで阿久津は帰ってくる。
時間にして5分もかかってないと思うが、私にしてみれば十分すぎるほどだった。

