「恋とか良く分かんなかったけどさ、多分、これが恋とかなんだって思える…。ずっとサッカー一筋で全然女子とも話したりする事もなかったし…」 照れ臭そうに前髪を弄りながら小さな声でそう言う晴斗を見て、あたしはニヤニヤが止まらなかった。 そんなあたしを見て晴斗がむくれる。 こんな幸せな時間は、明日で終わってしまうんだ。 あたしも、初恋、だったんだけどな…。 「いつかさ、迎えに行くから」 すると不意にそう晴斗が言った。 「え?」 「大きくなったら、いつか幸の事嫁さんにしてやるから」