土日が終わって再び学校が始まる。 「はよ」 「おはよう晴斗」 迎えに来た晴斗に笑顔を向ける。 「荷物の整理終わったのか?」 「うん。だいたいね」 この土日、二日間とも晴斗は家に来てくれた。 けど、私は部屋で荷物の整理をするからと、どちらも断った。 何だか会いにくくて、何だか私は晴斗の側にいていいのかってかんがえてしまって。 そんな時、赤石さんの姿が浮かんでくる。